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市長多選自粛条例について

 超党派の一期の金沢市議5人が中心となり、市長の多選自粛条例を、今議会において提出した。議会側から提出される首長の多選自粛条例である。聞けば、全国で首長の多選自粛条例はいくつもあるが、議会側から提出されたのは、これまで二つの自治体であっただけだという。

 若い彼らの想いも空しく、残念ながら否決されてしまった。条例案に、賛成16人、反対22人、白票1人。

 本会議における、一期議員の提案理由説明、日本共産党議員による質疑及び一期議員二名による答弁、公明党議員、社民党議員、日本共産党議員による反対討論、一期の自由民主党議員による賛成討論が行われる。

 私は、自席で静聴する。何人かの報道関係者や県議、関係者から、私が、提案説明や賛成討論の原稿を書いたのではないかと聞かれたが、全くそんなことはしていない。すべて、一期議員の方たちが自ら勉強をし、彼らの問題意識で書き上げたものである。彼らの名誉のためにもはっきりさせておく。

 反対討論をお聞きして、概ね、反対の理由が三つあるとわかった。

 一つ目。
 ここまでくる手続きに問題があったのではないかという点。

 一期議員が半年あまりの勉強で、また、彼らが8月に実施したシンポジウムで唐突に出てきた話ではないか。これだけのテーマであるだけに、もっと広く、意見を聞くべきでないか。しかも、条例にしようというのであるならば、しかるべきパブリックコメントを求めるための周知期間も必要ではないか。

 11月の市長選挙を間近に控えたこの時期は、単なるパフォーマンスに感じられる。

 公明党はこの主張が主だったようだ。

 二つ目。
 職業選択の自由に抵触する可能性があるのではないか、憲法違反の疑義がある。

 法律(地方自治法?公職選挙法?)違反のそしりを免れないのではないか。

 社民党、共産党のみなさんはこちらに主眼を置いているように感じられた。

 三つ目。
 この種の条例は、首長自らが提出するものであり、議会側から出すのはいかがか。

 
 確かに、一つ目の反対理由は、それなりの説得力はある。提案者たちと同じ思いを持つ私であっても、この意見に対しては、きちんと答えられるにしても、一定の理解を示すものではある。提出者の議員たちは、十分に手続きを踏んだ上での行動だと主張はしても、そのように、思わしめたということは反省しなければならないのではないか。

 二つ目の理由。10年以上前に結論が出ている議論ではないか。だからこそ、同種の条例を制定し、先行して施行している自治体がいくつも存在する。この議論をぶり返すと、その自治体は、憲法違反を犯し、法律違反をしているということになる。しかも一つや二つではない。市や町だけでない、県でもある。

 三つ目。
 実は、私なりに、この反対理由に対しては答えを持ち合わせている。答弁に立つ機会がなかったので、ここで開陳しておく。意見があれば聞かせてほしい。

 首長自らが、そのような思いがある際は、わざわざ、この主の条例を出す必要もない。私は、多選はしません。三期までで立候補はしませんと、選挙公約なり、議会の場なりで明確にすればすむことである。それこそ、パフォーマンスとしては、首長自らが提出する意味合いはあろうが、それ以上のものでもない。

 実際、首長自らがその条例案を出したが、議会側からは、上記の理由で否決されたという例は、最近だけでもいくつもある。

 もっとも、首長からすれば、その自分の想いを条例で担保するという意味では、一定の理解はできるものであろうか。

 さて、山出市長は、6選出馬表明をされた。それはそれで一つの見識である。多選であっても、「志と情熱を持ち続けうるかどうか」(市長議会答弁)という判断の上に立ち、意志を示された。

 ちなみに、議会というものは、首長が招集権を持つ。だから、あの阿久根市でも市議会側が議会開会を求めても、あの市長が、議会なんかは意味がないと言って、召集をかけないものだから、なかなか開くことができなかった。

 6選出馬表明された市長が招集された議会において、市長自らが、多選自粛条例を提出するとは、まずは思えない。であるならば、この議論を深めて、条例制定を進めていくために、議会側が提出するということになんの不都合があろうか。

 地方議会は、国会と違って、二元代表制を取っている。お互いに緊張感を持った関係であるべきだ。チェック機関の役割を持つ議会として、果たさなければならない仕事でもある。

 そもそも、議会側から首長に対して、首長の身分に関わる案件を出すこと自体がおかしいとなると、地方自治法で認められている首長への不信任決議案提出権そのものが間違いということになる。こっちのほうがすごい。選挙で有権者に選ばれている首長を、議会側から辞めろと宣告することなのだから。しかも、議会の4分の3以上で可決されると成立するんだから。

 さらに言えば、議会側から提出されることに疑義を唱えるならば、質疑、反対討論もせずに、粛々と賛否を問うて処理すべきであったろう。活発な議論をした金沢市議会は、大人としての一つの見識を示したといえるのではないだろうか。

 本会議終了後、ある報道関係者が、これまでのいきさつや感情論をすべて除いて、今日の議論だけを聞いていたら、明らかに、賛成側に利がありましたねとおっしゃっていた。

 全く同感。しかしながら、これは、反対討論をされた方たちの名誉のためにも付け加えておかねばならないが、勉強する時間的猶予に差がありすぎたことがその一因であったろう。議案提出者の一期議員は、半年以上このテーマを勉強してきた。国内だけでなく外国の例も含めた、相当な量の資料を集め、調べ尽くしたようだ。

 また、資料の精査だけでなく、「多選禁止条例(「多選自粛」ではない「多選禁止」である。さすがに、議会は通ったが、これこそ憲法との兼ね合いがあり、制定はされたが施行の日は決められていないそうだ)」を制定した松沢成文神奈川県知事と意見交換もし、山出市長とも直接このテーマでも議論も交わしている。

 翻って、反対討論された議員さんたちは、この二週間ほど、しかも、他の議案や質問の勉強と平行してだ。それは、言葉の重みが違っても仕方がない。説得力も違ってこよう。

 余談。

 地元紙報道に誤解を与えかねない記述があったので説明しておく。

 今回、この条例案は議場での起立採決ではなく、投票によって行われた。そのことに対して、地元紙では、この条例反対派の議員から「姑息ではないか」との声が上がったと書かれていた。

 これは、その発言をされた、反対派の議員さんの勘違いであろう。

 議運の場で投票採決を最初に提案されたのは、条例案提出者の議員さんではない。第二会派の会長さんが、次のようにおっしゃった。

 「この条例案は、会派から出されたものではなく、超党派の議員有志で出されたもので、賛否の判断も会派ではなく、議員個人ということが、これまでの議運でも再三確認されている。起立採決は、気持ちの上で、会派の縛りが抜けきらない。そのためにも、投票採決がふさわしいのではないか」

 この発言をもとに、議運メンバー全員の確認の上で、投票採決と決まった。議運メンバー全員が「姑息」なわけでもなかろう。

 最後にする。

 報道によると、一連の議論を議場で聞いていた山出市長は、「議論を通じて見識を高めることができた」と述べたそうだ。

 役者が一枚上手である。
山野之義 * 議会 * 13:48 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

9月議会終了

 今議会でもっとも注目されたのは、山出市長6選出馬表明であり、そのことに対する議会の反応であったろう。

 私は、第一会派ということもあり、全議員で一番最初に質問に立った。市長の6選出馬表明についても当然取り上げることになる。

 自民党としては、マニフェストにおいて、知事及び政令市市長の推薦は3期目までとし、一般市町村においても多選を自粛するとしているだけに、そのことは踏まえねばならない。

 また、地元の自民党金沢支部としても、今後、支部内に小委員会を作り検討していくとされている。私は、支部役員としても、また、会派の政調担当の副会長としても、私の思いだけで原稿を書き上げ、本会議で発言をすることについては、慎重であらねばという思いもあり、私なりに考える。

 まずは、私の思いを原稿として書き上げる。その後、自民党籍を持つ全市議にその原稿を渡し、さらには、小委員会の座長でもある自民党金沢支部長にも目を通してもらう。

 いくつかご意見もいただく。手直しをする。ソフトな表現に変えた部分もあるし、付け加えた箇所や削除したものもある。

 で、出来上がったのがこちら

 実は、今となっては、やはり削らなくてもよかったのではないかと思っている箇所もある。

 多選の弊害の一つとして、このところ頻発している、市職員不祥事との関連である。もちろん、明確な因果関係が認められるものではないが(だから、当初の質問原稿では躊躇しながら書き入れはしたが、どなたに指摘されたわけでもないが、逡巡しながらも結果、削除した。しかし、どの議員からも指摘されなかったということは、やはり、みなさんなんとなくそう思っていただろうか。ある議員からは、なんで削ったのかと尋ねられたくらいだ)、多くの市議・県議、報道関係者、さらには元幹部職員の指摘するところでもある。

 この議会の最終盤の時期にも、また一人破廉恥行為で逮捕された。この三ヶ月あまりで4名もの逮捕者を出している。異常だ。陳腐な表現だが、改めての綱紀粛正を促したい。

 多くの議員が多選の弊害についても質された。早々に支持するとした議員さんでさえ、「長く権力の座にあると周囲が見えにくくなる」と注意を喚起し、市長自身が、「私は権力の座にあるとは思っていない」と気色ばむ場面もあった。

 さて、もう一つの対応は、市長の多選自粛条例への対応。それは、次回のブログに書く。

山野之義 * 議会 * 23:46 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

広貴と羽根打ち

 例によって、早朝に起きる。

 久しぶりに、広貴の羽根打ち。バドミントンのシャトル(羽根)を投げて、広貴が打つ。議会質問や天候のせいでしばらくできていなかった。広貴と遊んでもらっている。

 議会。政調会、議員総会。

 常任委員会。学生まちづくり推進条例について、いろいろと議論が出る。

 いろいろなイベントをしても、その時だけじゃあ意味がない、とまでは言わないが、継続的な効果はそれほど期待できない。相手は、金のない学生である。まちなかに出て来ざるを得ない手立てが必要。

 学校のゼミや授業をまちなかでできるようにしなければダメだ。空き店舗もたくさんあるし、ニーズもあるはずだ。文科省との交渉等の解決しなければいけない課題もあろうが、早急に取り組むべき。

 議会運営委員会、議員総会、政調会等々断続的に。

 明日も早朝から議会だ。広貴との羽根打ちもしたいし。



 
山野之義 * 議会 * 21:52 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

9月議会質問予定原稿

 9月議会質問予定原稿をお送りします。ご高覧の上、ご意見等いただければ幸いです。
 質問項目は以下大きく5項目です。
 
 1.市職員不祥事について
     今後の対応策

 2.市長選挙について
     多選の弊害について
     財政について

 3.交通政策について
     北鉄浅野川線、石川線について
     駐車場案内システムについて

 4.観光について
     外国からの個人客について
     日台観光サミットについて
     まちなかにおける公衆無線LANについて

 5.スポーツのビジネス化について
     ツエーゲン金沢、石川ミリオンスターズについて
     金沢市民マラソンをフルマラソンに

 質問原稿をお読みいただける方は、こちらからお入りください。

 尚、質問日時は、15日午前10時からです。ご都合よろしければ市役所7階まで傍聴にお越しください。
山野之義 * 議会 * 23:57 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

9月議会質問予定原稿

〔市職員不祥事について〕

 本議会冒頭の市長提案理由説明において、市長からは、このところ相次いだ市職員不祥事について、陳謝がありました。
 私も市民の一人として残念至極でありますし、特に、県費負担教職員として、公的な会合では金沢市のバッヂをつけることにより、市職員としての自覚を促すように働きかけてきた、現場の教員による不祥事は、その内容を含めて、愕然とするものといえます。
 しかしながら、これから大切なことは、やはり提案説明の中にあったように、「公務員倫理の徹底を図り、再発の防止に取り組んで」いくことかと思われます。

 先般、民間の有識者も交えてつくられた、「不祥事防止対策検討会」も開かれたということですが、今後、どのように対策が進められていかれるのかお答えください。

 当然、これまでも行われてきた公務員倫理研修の更なる充実が求められるところではありますが、一方では、その不祥事を検証していく中で、必ずしも公務員としての自覚の欠如だけが原因ともいえない事例も、増えてきているような気がして仕方がありません。
 具体的には、高度に専門化された業務による疲弊、もしくは、時代の流れの中、個人的な事由等々による、精神的なストレスに起因すると思われる事例も散見されると言われています。

 職員倫理研修の充実とともに、市職員の精神的なケアに向けての、これこそ専門家を交えた議論及び対応策が必要かと思われますが、いかがなものでしょうか。


〔市長選挙について〕

 さて、本議会開会日に山出市長の6選出馬表明がなされました。

 まずは、これまでの山出市長の金沢市政における貢献は多大なものがあり、金沢という町のブランドを高めてきた実績を高く評価するところであります。しかしながら、6期24年間とは、生まれたばかりの赤ん坊が成人式を終え、社会に出て活躍するという、ずいぶん長い期間といえます。

 総務省の首長の多選問題に関する調査研究機関において、「立憲主義の基本原理」の観点から、「多選制限は、地方公共団体の長の権力をコントロールする合理的な手法の一つとなり得る」とし、「民主主義の基本原理との関係からいっても多選制限はその理念に沿ったものと考えることもできる」とされています。
 民主党は先の総選挙のマニフェストにおいて、4期目以上を目指す知事及び政令指定都市市長に対しては推薦しないとした上で、「地方自治体の首長の4選禁止の制度化について検討していきます」と書かれています。自民党においても、知事及び政令市の首長の多選禁止を法制化できないかを検討し、一般市町村においては、首長の多選自粛を促すとしています。公明党においても、やはり、首長推薦は3期までとしています。

 「私は長すぎない方がいいと答えたいと思っております。緊張感を持ち続けなければなりませんし、謙虚さを持ち続けなければならないということから考えますと、やはり、ころ合いというものがあっていいのではないか、それが率直な心境でございます」

 これは、平成5年9月議会において、市長就任一期目の山出市長が、首長の多選について尋ねられた際におっしゃった答弁です。まさに、新人市長の率直な思いが伝わってくるものと言えます。

 一方、多選批判については、「市民が判断するもの」という声もあるようですが、前述した、総務省のみならず主要政党の判断は、まさに、そのような発想こそが強者の論理として多選の弊害であるということ示唆しているものといえます。

 そこで、改めて、その出馬表明にあたって、多選批判について、どのように答えていかれるのか、また、市長ご自身が一期目の際に述べられた率直な思いとの整合性はいかなるものか、これまでも何度か指摘されてはいますが、やはり、議会としては、常に確認していくべき課題であると思われますので、改めてお尋ねいたします。

 さて、このような議論の中、6選出馬表明にあたって、市長ご自身は、この任期中に、どんなことに最も意を込めて取り組んでいこうとしているのか、金沢の町に、金沢の市民にどのような市政を提示していこうとされているのか。一つ一つは、これから続く質問の中で答えていかれるにしても、その大きな方向性をここでお尋ねしたいと思います。

 いずれにしても、それら施策の基盤になってくるのは財政といえます。これまでも中期財政計画によって、随時の見直しをしながら、財政の健全性に意を配ってはおられますが、これからの人口減少、景気の不透明感の中、さらなる厳しい状況が予想されますが、どのような取り組みを考えておられるのかお答えください。


〔交通施策について〕

 昨年10月いっぱいで北陸鉄道石川線のうち鶴来、加賀一の宮間が廃止となりました。一昨年の地域公共交通活性化・再生法改正により、自治体がインフラ部分を保有し、事業者側に無償で貸し出す、いわゆる上下分離方式が導入されて、初の路線廃止ということもあり、全国の関係者の耳目を集めることとなりました。
 また、その際、北鉄は、他の路線についても営業収支の赤字を理由とし、存廃は今後の議論次第と述べられています。

 交通政策は土地利用と並んでまちづくりの根幹をなすものであり、この石川線及び浅野川線の今後のありようは、地域沿線におけるまちづくりに大きな影響を与えるものといえますし、この課題は、次期市長にとっても大変大きな仕事になってくると思われます。

 まずは、沿線2市2町とでしっかりと長期的な展望を持った議論をし、明確な方向性を決め、その後、北鉄との話し合いになってくるかと思われますが、どのような展望を持たれているのかお聞かせください。

 さらに、全国の事例を見ても、活性化・再生法に基づく取り組みがなされたのは、福井県福井鉄道と鳥取県若桜鉄道の二つであり、いずれも、県が主導的な役割を果たしています。また、現在検討中の、岩手県三陸鉄道及び秋田県内陸縦貫鉄道にしても、それぞれ県が中心となって話し合いが進められています。
 よく考えれば当然のことで、県内の複数の自治体に関わる案件だからこそ、県の存在意義があるといえます。先の、一部路線廃止の際も県の動きはにぶかったという声が、双方の関係者からもれ聞こえるところでもあります。

 そういう意味では、第一義的には沿線2市2町の話合いが大切ではありますが、その間、北鉄はもちろん県におかれても協力を粘り強く求めていくことが必要と思われますが、いかがなものでしょうか。

 次に、市内中心部付近に多く見られる駐車場案内電子版はITS(高度交通情報システム)として、国庫補助事業とされたこともあり、多くの都市で導入されてきました。本市においても市内で41か所もの案内板が稼働し、その役割を十分に果たしてきたところといえます。
 中心部駐車場の位置情報や満車空車のいわゆる満空情報は、案内板、インターネット、携帯電話、カーナビによるVICSの4種類により、タイムリーに発信されています。案内板が出始めた頃は、携帯やPCでのネット配信は、現在ほど充実したものではなく、VICS対応のカーナビの普及も決して多くはありませんでした。
 しかしながら、ここ数年は、それらの普及も一般的となり、案内板の必要性も役割を終えたとして、全国的にみても、札幌市、岡山市、松山市、広島市、高知市、福島市等々、撤去が進んでいるのが現状です。
 また、従前から指摘されていますように、景観の面から言っても美しいものとはいえません。

 本市においても年間700万円もの維持費がかかり、これから恒常的にかかってくる数億円単位での付け替え費用を考えると、そろそろ、順次、その撤去を検討していってもよい時期かと思われますがいかがなものでしょうか。


〔観光について〕

 ここ数年、本市を訪れる外国人観光客は、21年度は新型インフルエンザの影響もあり減少していますが、それまでは、右肩上がりに順調に増えてきています。
 台湾、韓国、中国等の伸びは、従前から指摘されてはいますが、ヨーロッパ、アメリカの伸びは、団体よりも個人で来られる方が多いこともあり、21年度であってもその伸張は維持されるという手堅いものが感じられます。

 個人客のニーズは日本人も外国人も同じで、地域の風土に根ざした住まい方や食など独自の生活文化があり、それを個人客がわかりやすく体験でき、結果、リピーターが増えてきている地域が、観光の勝ち組となっています。
 外国の方、特に個人客からすれば、日本のそして金沢のまさに地域に根ざした風土や生活文化そのものが、大変魅力的な観光資源といえます。
 そんな中、先般、金沢で外国からの観光客を個人の自宅でおもてなしをするという活動を続けてこられた方たちの有志が集まって、新たな会が発足しました。

 本市としても、外国からの個人観光客に対して、まさに金沢の生活そのものを感じてもらうという施策に、これからは意を配っていくことも必要かと思いますがいかがなものでしょうか。

 さて、冒頭にも申し上げましたように、本市を訪れる外国人の中では台湾の方が一番多く、国別統計では全体の約4割を占めるほどとなっています。
 先の6月議会で私は、今年度にも石川県内で予定されている日台観光サミットの金沢誘致を提案しましたが、県の9月議会補正予算では、サミット関連費が計上されているところでもあり、いよいよ具体的になってきたかと思われますが、その進捗状況及び現在わかっている範囲での内容をお答えください。

 金沢は学生の町とも言われ、また、全国からのビジネス客や国内外からの観光客も多く見られる都市といえます。
 そういう方たちをも想定し、金沢市がこれからも世界都市として、国内外にそのブランド価値を高めていくためにも、私は、金沢市の中心部における公衆無線LANの環境整備を、本市として進めていくべきと提案いたします。

 現在、アイフォンを初めとしたスマートフォンが携帯電話の主流を占めつつあり、アイパッドで代表されるタブレット型コンピュータが驚くべき勢いで普及しつつあります。おそらく、3年以内には、携帯型の情報端末の多くが、それらに取って代わられることになると思われます。

 観光客やビジネスマン、学生たちが、21世紀美術館や兼六園で、その光景を写真や動画で撮影し、外国を含めた遠方にタイムラグなく転送する。場合によっては、ユーチューブにアップすることによって世界中に発信することさえ可能。また、観光客がそれらを利用して、現地で観光案内をチェックする。もちろん、外国の方なら彼らの母国語で表示されたものを見る。万が一、体調の異変等、困ったことが起こっても、ネットでの翻訳機能によって、近くにいるどなたにでも相談できる。観光スポットのいくつかに定点カメラを備え付けておいて、ユーストリームにアップすれば、その混雑状況も把握できる。先に取り上げました、駐車場の満空情報もしかり。

 現在、日本においては、いくつかの公共施設や民間の飲食店等での無線LANは見られますが、まちなかにおいての公衆無線LANは、広島市で一部取り入れられているくらいかと思われます。

 その実現のためには、本市のみならず、総務省、情報通信事業者等の協力は欠かせないものではありますが、先に述べましたように、学生の多い町、ビジネスマンの多い町、外国人を含めた観光客に優しい町、世界都市を目指していく町、金沢だからこそ、そのブランドをさらなる高みに極めていくためにも、絶対に必要なことかと思われます。まずは、本市がその姿勢を明確に示し、2014年までの実現を期待したいところですし、次なる市長の大切な仕事になってくるかと思いますが、いかがなものでしょうか。


〔スポーツのビジネス化について〕

 先のサッカーワールドカップにおいて日本がベスト16に進出し、大いに溜飲を下げた日本人も多かったのではないでしょうか。特に、星稜高校出身の本田選手の活躍は、私たち金沢人としては格別なものがあります。
 ところで、この日本チームの活躍により、日本国内におけるその経済効果は数十億とも数百億円とも言われています。
 また、佳境に入ってきたプロ野球においても優勝チームによっては、その経済効果は大変大きなものがあるといわれています。

 昨年末、プロサッカー界において、多くの自治体が注目する出来事がありました。大スポンサーもいない「モンテディオ山形」というチームが東北初のJリーグ昇格を果たしました。山形県内に及ぼすその経済効果は、地元金融機関によると約30億円といわれていますが、実際はその数値以上の効果があるとも言われています。
 このチームは、行政からの経済的支援はそれほど多くはありませんが、知事自らが、地元に根付いて地元を活性化することで財政的に自立してほしいとの思いのもと、当時の川淵三郎日本サッカー協会会長にサッカー経営のプロの人材の紹介を依頼し、その後の飛躍に繋がっています。

 本市においてもツエーゲン金沢、石川ミリオンスターズというプロサッカー、野球チームがあります。いずれも厳しい財政状況の中、少年チームへの指導等地域に溶け込むべく精一杯努力を重ねているところではありますが、行政としても、そのハード、ソフトを含めた環境整備に、より一層取り組んでいくべきかと思われますが、いかがなものでしょうか。
 ちなみに、本田選手がワールドカップ後、谷本知事を表敬訪問した際、知事からの賞賛の言葉を受けて、お礼を言いながらも、後に続く後輩たちのために、行政の環境整備への尽力を申し述べたことは象徴的なことといえます。
 さて、五輪や世界選手権の代表選考会を兼ねる名古屋国際女子マラソンが2012年から市民マラソンになることが決まりました。これによって、エリートマラソンから、市民参加型のマラソン大会に衣替えし、主催者は、東京マラソンの女性版を目指し、大きな経済効果と名古屋のイメージ向上に資するものとしています。
 ちなみに、オリンピック誘致をも視野に入れて始まった東京マラソンは、参加希望者が多く抽選で決めるほどで、その経済効果は100億円を超えるといわれています。また、大阪マラソンも来年秋から新たに始まり、120億円もの経済効果及び大阪のイメージアップに寄与するとしています。
 ちなみに、東京マラソンでは、単に経済効果だけではなく、毎回10000人を超えるボランティアによるおもてなしや、沿道住民・企業による、マラソン祭りも平行して行われ、賑わい創出に大きな貢献をしているといいます。

 さて、本市主催による金沢市民マラソン大会が今年で17回目となります。平成20年度の行政評価では、同時期に民間が主催する同種の大会が市内はもちろん近隣自治体においてもいくつもあることから、その役割を終えたのではないかとの指摘があったものの、その後、工夫を凝らし現在も続いています。
 私は、この金沢市民マラソンのフルマラソン化の検討を改めて提案したいと思います。
 北陸地方には、県内を含めて春にはいくつかフルマラソンはありますが、秋には一つも行われていません。山から海まである金沢のまちを快走していただき、市民のおもてなし力で、参加者を温かく迎え入れることにより、経済効果はもちろん、金沢のイメージ向上に大きく貢献できるのではないでしょうか。これからの検討準備により2014年度以降、全国からの市民ランナーが新幹線に乗って金沢を訪れることを期待したいものでありますが、いかがなものでしょうか。
山野之義 * 議会 * 23:56 * comments(1) * trackbacks(0) * pookmark

9月議会開会

 9月議会開会。早朝から議員総会、議会運営委員会、本会議。本会議の間、何度かの議運を挟みながら議長、副議長人事、市長の議案提案説明が粛々と行われる。

 提案説明の中で市長の6選出馬表明。すべての提案説明聞きながら、議会質問の構想を練る。提案説明を聞き終わることには、質問内容は、頭の中だけで完成。

 特に、市長の出馬表明に関する部分とこのところ相次いでいる職員不祥事については、議会人として、しっかりと質していかなければならないし、私だけの思いではなく、会派さらには自民党金沢支部の皆さんのご意見も聞いていきたい。

 明日中に、その部分だけでも仕上げ、先輩同僚議員には、この土日に目を通してもらいご意見をお聞きしていこう。

 それにしても、新しい副議長は同僚の福田太郎議員。私の小学校の後輩でもあり、金沢JCでの仲間でもある。心からのお祝いを申し上げたい。
山野之義 * 議会 * 23:54 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

市民福祉常任委員会

 市民福祉常任委員会。委員会が続く。7月に選挙があったため、7月の後半から8月にかけてさまざまな公務及び行事がずれ込む。これも仕方なし。

 市執行部からの報告事項について、私は注文をつける。言葉を選びながら理路整然と述べたつもりだったが、委員会終了後、報道の方から、山野さん、相当怒ってましたねと言われる。

 まだまだ人間ができていない。すみません。でも、あれはないだろう・・・。市執行部の立場は立場で理解しているものではあるし、委員会終了後、改めて経緯をお聞きすれば、それはそれで理解するものではあるが、それにしても、との思いも持つ。

 役所からの帰り際、委員長さんとエレベータ前でばったりお会いする。良い視点の指摘だったよと声をかけていただく。わざわざそんなふうに言われるということは、やっぱ、委員長さんから見ても、私が怒っていたように見えたんかな。

 委員会終了後、接客が続く。

 夜、パーク獅子吼で会合。すんごいや。すごい夜景。ここのゴンドラもおそらくは初めてだ。夕方から会合。そのまま貸切で食事会。夕日が沈んでいくさま自体は雲でよく見えなかったが、夜景は最高だった。

 聞けば、日本の夜景100選に選ばれているという。なるほど。惜しむらくは、カメラも携帯も忘れたので写真がないことだ。もう一つは、お酒を飲めなかったこと。

 獅子吼名物の牛カレーをいただく。目もお腹も十分満足して帰る。えっと、何の会だったっけ?
山野之義 * 議会 * 22:20 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

9月議会一ヶ月前議運

 9月議会一ヶ月前議運。金沢市議会では、本会議一ヶ月前に議会運営委員会が開かれ、本会議の日程が正式に決定する。

 ということで、9月議会は9月9日から開会。今回も議会質問をさせていただくべく希望者として挙手。会派内で質問希望者が多い。というか、私たちの会派はいつも多い。質問予定項目なんかを確認し、重なる内容が多いようだと、私の問題意識をどなたかに伝えて、取り上げてもらおう。

 本日午後、ある方から、まちづくりについての提案を受ける。私の意見を伝える。途中から、市幹部にも入ってもらい意見調整。しかし、これだけレベルの高い提案が、一市民から出されるまちなんかないぞ。金沢くらいだ。金沢の底力。そして、それをしっかりと形にしていくことも私の仕事。

 まちづくりの提案において迫力があるか否かは、提案者自らがリスクを負えるかどうか。行政にあれもやってもらおうこれも期待しようという提案は、響いてこない。今回の提案の迫力は、自分たちのいろいろな意味での投資に対して、リスクを把握した上で、それでも挑戦しようという意欲。

 ビジネスもまちづくりも一緒だ。私自身も刺激を受けた。ピリッと目が覚める。
山野之義 * 議会 * 22:19 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

議会最終日

 6月議会終了。いよいよ本格的な選挙モードだ。
山野之義 * 議会 * 23:34 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

議会質問2日目

 16日、私の議会質問。
 
 前半部分はゆっくりと話す。最初から、この段階で時間調整をしようと思っていた箇所で、時計を見る。約30秒ほど遅い。慌てて、ピッチを上げる。早口に。結果、一分近く余ってしまう。議会質問を何回やってもダメやね。

 議会が終わるまでに、市長はじめ市執行部の答弁を含めて感想をちょっとまとめてみたい。

 しかし、ここでも何回も書いてはいるが、今期の一期の方たちのレベルは高い。党派問わず皆さん勉強熱心だし、拝聴している私自身も大変勉強になる。刺激を受けてもっとしっかり勉強しよう。

 会合で温泉へ。一泊することになるが翌日も議会。また、4時頃に起きて温泉を出ることになる。疲れるんだ。だから、温泉は好きになれない。
山野之義 * 議会 * 17:46 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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