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「霞が関埋蔵金男が明かす『お国の経済』」(高橋洋一著)

霞が関埋蔵金男が明かす『お国の経済』」( 「霞が関埋蔵金男が明かす『お国の経済』」(高橋洋一著

 ここ最近、「埋蔵金」なる言葉が、真面目な政策論争の中で出てくる。新聞各紙なんかも見出しに持ってくることもある。

 小泉政権時代の塩爺が発した言葉で一躍知られるようになった。

 「母屋でおかゆをすすっているときに、離れですき焼きを食べている」

 国の一般会計の赤字で国民が大変な目にあっているのに、特別会計や独立行政法人の会計では、無駄使いのし放題で、広い意味での税金を浪費していることを揶揄した表現である。

 国のいわゆる高級官僚が天下り先で、高額な給与をもらい、さらには、数千万円もの退職金を何度ももらっているなどその象徴である。

 その原資がいわゆる「埋蔵金」、隠し資産のことである。

 ただ、塩爺がそう発言した段階では、「埋蔵金」なる言葉は聞かれなかったのではないだろうか。

 私もこの著書にて初めて知ったのだが、この隠し資産を「埋蔵金」なる言葉で表すようになったのは、極めて皮肉なことに、与謝野馨代議士であるという。言うまでもなく、与謝野代議士は、埋蔵金なるものは存在しない、そんなないもの当てにするような議論をするのではなく 、国民に対して、正々堂々と増税の必要性を説くべきだおっしゃっている気骨のある方である。

 では、なぜ、その与謝野氏が「埋蔵金」なる言葉を生み出したのか。

 与謝野氏が会長を務める、自民党の財政改革研究会でのこと。若手改革派議員が、税金の無駄使いの議論の際、先の塩爺の言葉も引用しながら、特別会計等の無駄使いを指摘した。

 与謝野氏からすれば、増税の議論を避けている弱腰の議論に感じたのだろう。その若手議員を一喝した。

 「そんな埋蔵金みたいなことを言うな!」

 それからである。埋蔵金なる言葉でもって、特別会計等の無駄が具体的に指摘されるようになったのは。

 それまで、高橋氏は「特別会計の資産から負債を除いた『資産負債差額』」と説明してきたが、マスコミも政治家もほとんど関心を示してくれなかった。先の塩爺くらいであったという。

 それが、「埋蔵金」なんぞ存在しない、当てにするな、と喝破している与謝野氏のおかげで、逆に「埋蔵金」なるものがクローズアップされてきた。なんとまぁ、皮肉なことか。

 もっとも、高橋氏自体、この著作の中で、その与謝野氏を極めて皮肉って述べておられるので、どっかの段階で、話しが大きく作られているのではないだろうか、と私は思っている。

 とまぁ、そんな感じで、難しい財政問題を分かりやすく述べてある本。入門書としてはお奨め。 

 なんのことはない、先の萩市、長崎市視察で持っていって読んでしまったのだが、どこにいったか見当たらなくなっていた。それは、書類の下に埋もれていて、ひょんなことから出てきた。そこで、私の悪いくせ。そのまま再読。で、本棚行き。
山野之義 * * 23:03 * comments(0) * trackbacks(1) * pookmark

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From そこ気になるニュース @ 2008/11/10 1:28 PM
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